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TAF2010

角川、中国で合弁設立、日本のアニメやコミックを翻訳出版

角川グループホールディングスは8日、中国国営企業傘下の湖南天聞動漫伝媒(湖南省)と合弁会社を設立し、中国で出版や映像事業などを行うと発表した。日本のアニメやコミック、ライトノベルを翻訳して出版するほか、現地でオリジナル作品を制作する。

広州天聞角川動漫(広東省広州市)を5月に設立し、出資総額3000万元(約3億9000万円)のうち角川が49%を出資する。角川グループホールディングスの子会社でアジア事業を統括する角川ホールディングス・チャイナ(香港)が同日、合弁契約した。角川グループホールディングスが中国で合弁会社を設立するのは初めて。
湖南天聞動漫伝媒は中国国営企業の湖南出版投資控股集団(湖南省)の傘下。2009年2月の設立で、中国の若者向けに雑誌出版やアニメ制作を手がけている。

角川グループホールディングスは1999年に台湾で現地法人を設立、2007年には香港に進出した。合弁会社を通じ、中国本土で日本の出版物を紹介し、アニメやゲームなどにも展開する。

2010/03/09,日経産業新聞より



経産省、ブラジルで「コ・フェスタ」開催

経済産業省はアニメやゲーム、ファッションなど日本のソフト・コンテンツ産業の見本市を、今月11~14日ブラジルで開く。
今後はロシア、インド、中国でも開催を検討しており、日本企業の売り込みを後押しする。

見本市の名称は「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」(通称コ・フェスタ)。日本のコンテンツを一堂に集めて海外の企業や消費者に魅力をアピールするのが狙いで、昨年7月に仏パリ、11月にシンガポールで開いたが、新興国での開催は今月のブラジル・サンパウロが初めて。
ブラジルでは11日をビジネスデーと位置付け、日本から音楽や映画、アニメ、ゲーム、デジタル機器など30社強がブラジルの企業や報道関係者との意見交換会に臨む。
12~14日は一般向けに日本の最新コンテンツを紹介する。アニメソングのステージショーやデジタルシネマシアターの上映会も開く。

日本から参加する企業・団体は出展にかかる費用や機材の運搬費を国が負担してくれるため低価格で海外にPRできる利点がある。
経産省はブラジルに続き、5月に開幕する上海万博に併せて中国でも同様の見本市を実施する方向で調整している。さらに「ロシアやインドでの開催も検討したい」(文化情報関連産業課)という。

2010/03/08, 日経MJより



アスミックエース、テレビ局との共同制作を再開

中堅映画会社のアスミック・エースエンタテインメントは、テレビ局との共同制作を4年ぶりに再開する。
今年公開予定の邦画のうち、アニメや配給のみを除く制作作品は5つ。他社配給を含むと2作品がテレビ局との共同制作。
漫画原作を基にした時代劇「大奥」(10月公開)をTBSと制作するほか、人気作家の村上春樹氏の同名小説を題材にした「ノルウェイの森」(12月公開)をフジテレビジョンと手がける。

邦画大手各社はテレビ局との連携強化を進めており、2009年に最も興行収入が多かった邦画作品「ROOKIES―卒業―」(85億円)は東宝が配給し、TBSが出資。「テレビドラマの続編など話題性を喚起した作品が成功した」(大谷信義・日本映画製作者連盟会長)ように、2009年の国内興行収入は3年ぶりに前年を上回る2060億円を記録した。

アスミックは1985年設立の独立系映画会社。2006年に住友商事が同社を子会社化した。出資比率は住商が約76%、角川映画が20%。
アスミックはこれまで独自路線の作品を手がける方針を掲げ、テレビ局との連携は年間2本前後に出資を仰ぐ程度。興行収入も米ハリウッドとの提携作品を除くと40億円前後にとどまっていた。「今後はテレビ媒体との連携を強化していく」(映画事業本部)として、邦画大手に対抗していく考えだ。
テレビ局との連携をてこに、2010年は2009年比7割増となる70億円の興行収入を目指す。

2010/03/08,日経産業新聞より




電通とフロンティアワークス、音声付きコミックを携帯に配信

電通はアニメ制作会社フロンティアワークス(東京・板橋)などと共同で、携帯電話に音声付き電子コミックを配信するサービスに乗り出す。
テレビアニメなどで活躍する人気声優を起用し、コミックの吹き出し部分を読み上げる。5月に最初の作品を配信し順次作品数を増やす。初年度50万人の利用を見込む。

男子高校とその寮を舞台にした学園コメディー「方言男子 りとる★じゃぱん」を5月から配信。46道府県から集まったという設定のキャラクターたちを、各地域出身の声優が演じる。

2010/03/08,日本経済新聞 朝刊より



ものづくりの現場、マンガで復権、技術者の素顔伝える

日本のものづくりへの信頼を揺るがす問題が相次ぐ中、ものづくりの現場を題材にしたマンガがブームになりつつある。一般にはあまり知られていない技術者の素顔が関心を集めているようだ。

コミックエッセー『シブすぎ技術に男泣き!』(中経出版)は、初版はわずか7千部だったが、1月下旬の発売以来増刷を重ねて7刷8万7千部に到達。ものづくりに関心のあるビジネスマンなどから支持されているようだ。
著者は、やすりがけが特技という元エンジニアの見ル野栄司。
「技術者の成功談ばかりを取り上げるテレビ番組が嫌い。工場見学を題材にした番組でもそこで働いている人たちのことが気になる」と見ル野は言う。
決して日の当たらない仕事に、精魂を込める人たちがいることを伝えたいと同書に思いを込めた。

『シブすぎ~』のヒットで、ジャンルとしての認知も進みつつある。同書と『とろける鉄工所』(野村宗弘著、講談社、3巻まで既刊)などを並べて売る東京・八重洲ブックセンター本店のような例も出てきた。
『とろける~』は小さな鉄工所の日常をコミカルに描くマンガ。『シブすぎ~』同様、そこにいるのは等身大の職人たちだ。昨秋、初めて開いたサイン会には、普段はほとんど見られない作業着姿の中高年男性や、若い女性も訪れたという。

旋盤工としての経験を生かし、小説・エッセーなどで町工場を描いてきた小関智弘氏は「昔は町工場の作業風景や田植えなど、ものづくりの現場を見る機会が日常的にあった。今はモノと人の距離が離れすぎた。マンガという手に取りやすいものが、その距離を近づけてくれるといい」と語る。

2010/03/07, 日本経済新聞 朝刊より

シブすぎ技術に男泣き!とろける鉄工所(1) (イブニングKC)とろける鉄工所(2) (イブニングKC)とろける鉄工所(3) (イブニングKC)





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