グリーが続落、レアカード不正複製

4日続落で前週末比146円(6.1%)安の2228円まで下げた。
インターネットの掲示板やニュースサイトなどで、主力のSNSゲーム「探検ドリランド」で、入手が困難とされる「レアカード」を不正に複製できるエラーが発生したと伝わった。サイト運営の先行き不透明感から売りが出ている。グリーの広報担当者は日経QUICKニュースに対し「エラーの存在が指摘されていることは把握しており、現在詳細を確認している」と説明した。

コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは「会社側も迅速に対策を取るとみられ、業績に与える影響は限定的ではないか」と話していた。同業のディーエヌエ(2432)にも連想売りが膨らみ、前週末比136円(5.4%)安の2370円まで下げた。

ゼロ・サム、クリケットアニメを制作、インドで今秋放映

ソフトウエア開発のゼロ・サム(京都市、菊池力社長)は今秋から、クリケットをテーマにしたアニメを制作し、インドで放映する。
現地出版社と原作をつくり、映像製作のThanksLab(東京・渋谷、川端基夫社長)と共同でアニメ化する。日本の人気アニメの吹き替え版をインドで放映する例はあったが、日本の技術を活用し、現地向けのアニメを制作するのは珍しい。

作品名は「バトゥ・ガイデン」で、クリケットの天才少年がライバルたちと戦いながら成長していく内容。放映するテレビ局を選定中で、10月の放送開始を目指す。
ゼロ・サムはすでに同名の漫画を月刊雑誌や携帯電話向けコミックのコンテンツとしてインドで販売している。新たにアニメの放映に乗り出すことで、関連グッズの販売などに事業分野を広げられると判断した。
インド市場向けでは講談社が野球漫画「巨人の星」をクリケット版にリメークしたアニメを制作しており、今秋から現地で放映する予定。

ベルリン映画祭、和田監督作品が銀熊賞

第62回ベルリン国際映画祭の主要賞の授賞式が18日(日本時間19日)開かれ、短編部門で和田淳監督(31)によるフランスのアニメ映画「グレートラビット」が最高賞に次ぐ銀熊賞(審査員賞)を受賞した。
和田さんは神戸市出身でロンドン在住。独学でアニメを制作し始め、これまでにも国際的な短編映画祭で受賞歴がある。
作品は、シャープペンシルで描かれたウサギやふくよかな人物のユニークな動きが特徴。ウサギを崇拝する人々が描かれ、現代社会で無意識のまま何かに服従させられる様を滑稽に表現した。既にドイツ、フランスでのテレビ放送も決まっている。

13歳以下向け映画部門では、今泉かおり監督(30)の「聴こえてる、ふりをしただけ」が子供審査員による特別表彰を受けた。
2児の母親で看護師でもある監督が、育児休暇中に撮った長編デビュー作。母親を突然の死で失った小学生の少女が、喪失感や厳しい現実と向き合い、幼心に信じていたものに別れを告げて成長する物語。子供の繊細でしなやかな心理を見事に描き出している。
今泉監督は「上映されるだけでも、うそみたい。一生の思い出です」と話した。
14~17歳向けの部門では、平林勇監督の短編アニメ「663114」が特別表彰を受けている。
また革新的な作品を対象にしたフォーラム部門に日本から出品されたヤン・ヨンヒ監督の「かぞくのくに」が国際アートシアター連盟賞を受賞した。